「あいさつはコミュニケーションの基本中の基本」ということは、皆さんご存知です。小学生の頃から親にも先生にもうるさく言われていたと思います。
最初は皆さんも意識して「あいさつ」をしてきたのに、いつの頃からか「あいさつ」のことを忘れた方がたくさんいるようです。
会話が苦手な方は、まずあいさつも十分にできていないと思います。あいさつも満足にできないのに、どうして会話が上手くなるのでしょうか?
あいさつも日頃ろくにしていない間柄で、どうして会話がはずむでしようか?
あいさつは、会話のきっかけです。
このきっかけを逃すと会話を始めるタイミングがつかめず、会話が成立しないこともあります。
あいさつを何か面倒に思い、恥ずかしくて自分から声をかけてこなかったのなら、今日から改めましょう。
あいさつもしっかりできていないのに、会話を上手にしようなんて都合のいいことを考えていませんか? そんな方は、おそらくこれからも会話は上手くならないと思います。
「今日からあいさつをしっかりする」と決められたら、あとは簡単です。勇気を持って、良いあいさつを意識して、少しずつで大丈夫ですので実行することです。
今までしつかりあいさつしてこなかった相手には少しずつ、初めて会う方にはいつもの自分より元気よくあいさつをしましよう。
これまでの自分を大いに反省しましよう。ボソボソ声では、相手に存在が伝わりません。硬い表情では、好意が伝わりません。
「別にそこまでしなくても……」「目が合わなかったから別にいいのでは……」などと考えていませんか? それでは、会話は上手くなんてならないですよ。
具体的なあいさつの方法はとてもシンプルです。
小学生かやっているオアシス運動(おはよう・ありがとう・失礼します・すみません)のように場所と時間と相手を考えて言葉を選びます。相手と会ったらすぐにこちらから声をかけるのです。そのときは相手の目を見て、表情もやさしく。
とにかく「これから出会う人すべてにあいさつをする」をご自身が決めて、今日から実行してください。当たり前のことを当たり前にやる。それが会話トレーニングです。